事務所通信 平成18年8号掲載
経営研究会 
 
 私が、経営研究会を始めてから今年の8月8日(火)で77回目となります。1〜3月は休会としていますが、スタートは平成10年2月でした。平成9〜10年頃は、「山一証券」「北海道拓殖銀行」の経営破綻があり、中小企業においても多くの倒産が発生した時期でした。その時の発足のご案内を一部紹介します。
 
 「昨今の経済情勢は非常に混迷の度合いを深めており、経営者も不安、自信喪失に陥っている方も多いのではないでしょうか。私自身このような状態を放置して良いものか、何かやるべきことはないのか熟慮した結果、かねてから考えておりました経営研究会を発足させることと致しました。
 当初開業満10年を待ってスタートする予定でしたが、現在の経済混迷状態の中で一刻も早くこれに着手しなければと言う思いが日々強まりこれを計画するに至りました。自分の企業は自分で守らなければなりません。所詮誰が助けてくれるものでもありません。従って、どういう世の中が来ようと絶対に生き残る経営を目指していかなければなりません。そのためには、どういう考え方で経営をしていくべきか真剣に研究する会にしたいと思っております。」

 あれから、8年半、世の中の情勢は変わって来ました。景気も、回復基調にあるといわれています。しかし、地方の中小企業においては、なかなか実感できないでいるのが現状ではないでしょうか。確かに、一部業績を回復した企業もあります。しかし、それは現状であってこれからも続くという保証はありません。倒産は、景気が悪いからおこるのではありません。良いときにどう対処したかで決まるのです。地味な会ではありますが、これからもずっと続けていきたいと思っています。
 
 なお、9月からは「ほてる大橋」「タカヨシ」等地元新潟の企業の経営事例も取り入れた研究会としていきます。どなたでも参加できますのでふるってご参加下さい。



所 長  須 田 幸 英
事務所通信 8月号掲載
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